14歳で天癸(てんき)に至り、49歳で天癸が尽きはじめる
2023.08.06
ナマステー!
アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。
「うちの子の生理が遅いので(13歳)、病院へ行ったらホルモン剤を処方されました。」という話を聞きました。
そもそも、13歳で生理が遅いのか?というとそうでもありません。
女性の体は7の倍数で変化すると言います。
7歳で髪が揃い、永久歯がはえる
14歳で天癸(てんき)に至り、生理がはじまる
21歳で天癸が充実する、永久歯が揃う
28歳で筋、骨、髪、身体全体がが充実する
35歳で肌が衰えはじめる
42歳で白髪が増えてくる
49歳で天癸が尽きはじめる、閉経する
天癸とは、発育を促すエネルギーです。天癸が満たされてくると生殖力が高まり、月経がはじまり、子供を産むことができるようになります。女性は14歳で「天癸に至る」とされています。
現代っ子は、生理が来るのが早くなってきているとは思いますが、13歳の子にホルモン剤を服用させて生理を起こさせるのではなく、14歳くらいで天癸(てんき)が増えて、生理がやって来るんだろうな~と、見守るのが良さそうです。
ですので、私だったら、ホルモン剤などは決して飲まさず、まずは、毎日食べているというアイス、冷たい飲み物やジュースをやめさせて、変わりに白湯を飲むようにします。
体を冷やさず、特にお腹と足元は暖かくします。毎日、熱めのフットバスに20分つかると最高です。
三陰交ツボ(内くるぶしから指三本分上部)に、お灸をするのもおすすめです。
わたしたちは、個人差があります。ひとりひとり、性質も異なります。周りを見て、標準のそれに合わせようとするのではなく、自分のベストに合わせるのが良いのです。