更年期のからだ
2022.10.08
ナマステー!
アーユルヴェーダ鍼灸師の長尾理恵です。
更年期とは、閉経前後の数年間を言います。一般的には、45~55歳くらいでしょうか。からだには個人差がありますので、それより早く閉経する人もいれば、60歳過ぎて生理がある人もいます。
更年期になると、女性ホルモンが大きく減ります。
ホルモン量の変化が影響して、更年期障害と呼ばれる不調が出てきます。不調を強く感じる人もいれば、全く感じない人もいます。個人差が大きい。
イライラ
不安感
鬱
不眠
ほてり、のぼせ
多汗
動悸、息切れ
頭痛
めまい
肩こり
関節の痛み、こわばり
骨粗鬆症
便秘
排尿障害
荒れ
肥満
生理不順
貧血
このような不調がありませんか?
症状が辛いと言って、薬に頼っていませんか?
頭痛薬、睡眠薬、便秘薬、さらに複数のサプリメントを毎日服用されているという方がいらっしゃいました。薬だけで満腹になりそうですね。
また、更年期症状で病院へ行くと、「ハイ、どうぞ。」と、いとも簡単にホルモン剤を出されることが多いのです。
いろんな意見があることを承知で申し上げると、ほとんどの薬やサプリメントは、長い目でみると体のために良いことはないのでやめていただくのが最善です。
薬はとても強力なので、すぐに効果が出て体が楽になったと感じますが、一時的に紛らわしているだけで根本は解決していませんし、副作用があり、長く使うと自然治癒力が麻痺するし、悪い影響が溜まります。
アーユルヴェーダは、なぜ、その不調がでるのか?何が乱れているのか?どうしたら整うのか?根本を治癒することを大切にします。
さて、
今の女性は、40代、50代が一番忙しいのです。
仕事は責任感のある役職になり、部下の育成や人間関係に悩み、子育てが落ち着いた人は自分のやりたいことへのチャレンジなど、まあ、本当に忙しいのです。
更年期症状に悩まされている場合ではありません。
更年期を楽に過ごすには?
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ヴァータを調和しよう!
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更年期は、老年期へ移行している段階です。
アーユルヴェーダでいうと、
ピッタが優勢な時から、ヴァータが優勢な時へと移行しています。
ヴァータを整える生活をすることが、良い更年期を過ごす秘訣です。
ヴァータは、「冷え、乾燥、動き」の性質があります。
「温め、潤い、安定」は、乱れたヴァータを調和させます。
ヴァータを調和させる行動をご紹介します。
規則的な生活
早寝早起き
忙しすぎない
ゆっくり食事をいただく
冷たい飲食はとらない
白湯を飲む
食前に生姜を食べる
砂糖を控える
腹7分
白ごまオイルを体に塗布する(アビヤンガ)
アビヤンガ後は、熱いシャワーなどで体を温める
ギーを食べる
どうでしょうか?
取り入れられそうな行動があったら、ぜひ、行ってみてください。
続けると、からだに良い変化が現れますよ!